第一話 涙ながらの first ドライブ☆
●第一話●
クルマにほとんど興味かなかった私が、『ソフト99』に入社を決めたのは「今までうちの会社は男性が男性視点でモノ作りを行ってきた。これからはそれではダメ。女性の立場・視点でモノ作りを行っていかなければならない。それには女性の力が必要だ。」という社長の言葉だった。
まずは営業職からスタート。この頃の私は、この職に就いてたった6年間で一生分の運転をするとは思いもしてなかった・・・。
内定後すぐに教習所に通い運転免許を取得した。もちろんAT限定。集中的に通って、車庫入れも縦列駐車も順調、仮免は一発合格。一ヶ月程度で取得できた。
が、外の世界はそことはまるで違っていた。
営業車を与えられ、仕事での運転が私のfirstドライブになった。香川の田舎で生まれ育った私にとって、大阪での運転はもちろん初めて。特に毎朝の通勤時に環状線を通らなければならないことは恐怖で、苦痛以外の何物でもなかった。
心臓バクバクで、涙ぐみながらハンドルを握っていたことを思い出す。まず助手席に誰も乗ってくれないのが、とても不安だった。方向指示器を出しても、入れてくれない・・・。ゆっくり走っているとあおられるし、ゆっくり駐車していたら、クラクションを鳴らされる・・・。
敵だらけだ。
もう運転が怖くて、営業職から離れたい、会社を辞めたい、とさえ思った。でも、あきらめなくてよかった。つらくても仕事で無理やり乗っていなければ、今頃きっと絶対ペーパードライバー。今のようにドライブを楽しく感じ、便利さを味わうことはなかっただろう。必要に迫られないとなかなか女性はクルマには乗らない。私の周りにもタイミング失って乗れなくなったペーパードライバーがたくさんいる。乗りたい気持ちはあるけどもう怖くて・・・子供を持ったときには乗らなければならないから練習はしておきたい・・・そんな想いを抱えながら、足踏みしている女性たちはとても多いのではないでしょうか?
そんな女性たちをぜひ応援したい。少しでも役にたちたい。私なりに。だってクルマってとってもステキなモノだから。。
































